犬に服など必要ないと言う人がいます。その意見自体は間違っていませんが、一部の人が誤解している事実があります。それは、犬も寒さを感じるということです。

犬は毛皮に覆われており、一見すると寒さとは無縁であると考えてしまいます。確かに動物の中では比較的寒さに強く、暑さに弱いのは事実です。しかし犬種が異なれば環境適応能力にも差が生まれますから、一概に犬は寒さ対策を必要としないとは言えません。

寒がっている犬を放置すると、最悪の場合体調が悪くなってしまいます。過保護である必要はありませんが、少なくとも厳寒時に対策できるように準備しておくことが大切です。

もし犬の身体を過度に冷やしてしまうと、犬は不快感を覚え、全身を震わせます。或いは丸くなったまま動かず、反応が鈍くなります。症状がひどい時は食欲が落ちたり、下痢をしたりします。もちろん散歩に出かける気力もなくなります。これらの現象を目にしたら、寒さにまいっているのだと認識して下さい。

では寒さ対策は具体的にどのようにとれば良いのでしょうか。犬にとって快適だと感じる気温は20度前後で、犬種によってはそれが15度になったり25度になったりします。いずれにしてもその気温になるように対策を打つことが肝心です。

因みに犬種の違いで適温にこれだけの差が生まれるのは、シングルコートの犬もいれば、ダブルコートの犬もいるからです。シングルコートの犬は被毛が一層しかなく、ダブルコートの犬は二層になっています。シングルコートには換毛期がなく、体温のコントロール能力が劣っています。愛犬がシングルコートの犬種であれば、寒さ対策が欠かせないのだと分かるでしょう。

Padrao 働くイヌとのつきあいかた。のサイトトップへ