街中で盲導犬をみかけた際に、無闇に近づく事はNGです。

     

また、その働く姿に感動したからと言って、勝手に食べ物をあげたり、食べ物で呼び寄せてもいけません。盲導犬は、皆さんの身近にいるペットの犬たちとは大きく異なった存在であり、目の不自由な人々の視覚の代わりと行う身体の一部でるようなパートナーであるのです。

    

皆さんが、街中で働く人々の近くに行って、その仕事を妨げたり、中断させたりするような事は行わないのと同じように、街中でみかける盲導犬は、大切なお仕事中であります。気軽に触れる事や、口笛を吹いて気を引いたりするような事もNGとされています。また、皆さんが愛犬のお散歩中に、盲導犬に遭遇した場合も、気軽に近づくことは避けましょう。盲導犬は、様々なシチュエーションにおいても、冷静な行動を取れるような訓練やテストを受けていますが、周囲の皆さんの彼らにたいする認知や協力は必要不可欠であるのです。

      

盲導犬は、ペットではないという認識を正しくもつ事が、現代社会に生きる私達には必要な事柄です。

     

     

身近な働く犬「警察犬」

      

     

     

警察犬の存在に直接触れる機会というのは、なかなかないかもしれません。皆さんは、警察犬が県などの県警で管理されているケースと、民間の一般的な家庭で管理、飼育されているケースがある事をご存知でしょうか?

     

警察犬は、働く犬の代表的な存在でもあります。

     

警察犬は、ドイツで誕生したと言われ、日本には、イギリスから輸入された事がはじまりであると考えられています。

     

■1896年ドイツで警察犬が誕生する

   

■1912年イギリスから日本へ警察犬が輸入される

     

現在、日本には、1500頭ほどの警察犬が登録されていると言われています。その中の9割ほどが、民間での嘱託警察犬であるようです。

      

嘱託警察犬は、年に1回の選考、審査を受けなければならないようで、選考が通ったとしても期間は1年という事になるようです。

      

ですので、継続して警察犬としてのおつとめをするには、毎年の選考、審査を通過しなくてはならないしくみであるとの事です。警察犬としての指定を受けているのは7犬種であるようです。

    

■ジャーマンシェパード

    

■エアデールテリア

    

■コリー

    

■ボクサー

   

■ラブラドールレトリバー

   

■ゴールデンリトリバー 

    

地域によっては、上記7犬種以外の犬種でも警察犬としての素質が認められれば、認可されている場合もあるようです。

      

皆さんのイメージの中では、警察犬と言えば、ジャーマンシェパードを上げる人々が多いかもしれませんが、実際に、1番警察犬の中で多い犬種としては、ジャーマンシェパードがあげられるそうです。

       

警察犬の主な役目としては、犬の特性でもある嗅覚を活かす事で行方不明者や事件の容疑者を追跡したりする任務があります。また最近は、大規模災害などで、活躍する警察犬の姿も多くの人々の目に焼き付いているのではないでしょうか。

      

     

働く犬の生涯と人の一生

     

     

     

働く犬たちの生涯を追った資料などをみていると、彼らの性格の共通点として、割り切りが上手であったり、切り替えが上手いといった特徴が浮き彫りになるような気がしています。人間と犬たちとの暮らしは、遡ること縄文の時代にもその痕跡が伺えるようです。

     

最近のペットブームの中では、大型ペットショップでは、多種多様な犬用品が陳列し、犬好きな人々が愛犬の機嫌を伺うようにショッピングカートに豊富なグッズを買いあさっている姿をみかける事もありますが、ペットとしての生涯を送る犬たちの存在に他に、働く犬たちが社会での厳しい訓練の元、生涯をまっとうしていく姿には、なかなか出逢えないものかもしれません。

      

警察犬、救助犬、盲導犬、介護犬、聴導犬などと呼ばれる働く犬たちの存在は、ペットブームのウェーブの中でももう少し注目を集めても良いのではないかと考えさせられる日々でもあります。

     

働く犬たちに共通するポイントとして、物事への割り切りや切り替えの早さを述べましたが、働く犬たちは共通して、ほとんどの犬たちが、勤務する上で、1人の管理者に依存するように飼育されていないというような共通点があるようです。また、逆を述べてしまえば、そのような柔軟な適応能力がない場合は、働く犬には向いていないというような現実的な壁に出くわしてしまうのでしょう。なんだか、人間に当てはめてみる事で、多くの人々の悩みが解放されるような気がしています。

      

環境にあった居場所を探す事も、生涯の中では必要な事なのかもしれません。